ファビアン・ヘマート 「形が変化する未来の携帯」

私は博士課程の学生です 私が追いかけているテーマは 「どうすればデジタルコンテンツを つかめるようにできるか?」 ということです 一方にはデジタルの世界があって そこでは多くのことが起きています しかしそれには 実体がありません 仮想的です 他方で私たちは 物理的な世界に住んでいて そこは豊かで 美味しさや感触や香りに満ちています 問題は どうやってデジタルなものを 物理的な世界に持ってこれるかです それが私の課題です タッチするiPhoneや 体を使うWiiを見ていると 物理的なものへと進む傾向が見られます では次にやってくるのは何でしょう?

 

お見せしたいアイデアが3つあります 1つ目は重みです 私たちは手に持っている物の どこに重みがあるかに敏感です それを携帯に応用できないでしょうか? 重心移動携帯をごらんに入れましょう これは携帯の形をした箱で 中には動かせる鉄の重りが入っています どこに重みがあるか感じられます 重心を変えられるのです そうすると デジタルコンテンツに重みを 持たせられるようになります 画面上のコンテンツを動かしたときに 装置の重みから それがどこにあるかわかります もう1つの応用はナビゲーションです 街で道案内を使っているとき 重みによって知らせることができます 「右に曲がって ずっとまっすぐ ここで左に」 これの良いところは 装置をずっと見ている必要がなく 景色を自由に眺められることです